【け】の四字熟語

 【け】の四字熟語

 経緯万端 けいい ばんたん
物事が入り組んでいるため、手がかりが見つけられないことのたとえ。
「経緯」は布を織りなす縦糸と横糸のこと。 「万端」は万事の端緒で、たくさんの糸口。
たくさんの糸が絡み合って糸口が見つけられないという意から。

 鶏皮鶴髪 けいひ かくはつ
老人のたとえ。 年をとって容姿が衰えたさま。
「鶏皮」は皮膚が鶏の皮のように張りを失ったさま。
「鶴髪」は鶴の羽のように髪が真っ白になったさま。

 形容枯槁 けいよう ここう
顔立ちがやせ衰えて生気がないさま。やつれること。
「形容」は顔だち、容貌のこと。
「枯槁」は草木が枯れる。転じて、やせ衰える、また、生気がないさま。

 形名参同 けいめい さんどう
口に出して言うことと実際に起こす行動を一致させること。
「形」は形となって現れた行為、行動。 「名」は口に出す、言い表すこと。
「参同」はぴったりと一致すること。
「類語」言行一致

theme : 語学の勉強
genre : 学問・文化・芸術

【か】の故事ことわざ

 【か】の故事ことわざ

 陽炎(カゲロウ)、稲妻、水の月
自分の手でつかまえることのできないもの、実体のないもののたとえ。
「陽炎稲妻月の影」ともいう。

 駕籠(カゴ)かき駕籠に乗らず
日ごろ仕事として扱っている物を、自分のためには使わないたとえ。
また、仕事で他人の面倒は見るが、自分のことまでは手が回らないたとえ。

駕籠かきは自分の駕籠には乗らないの意から。
「類句」医者の不養生 鍛冶屋の竹火箸 髪結いのみだれ髪
    紺屋の白袴 餅屋は餅食わず 槍持ち槍使わず

 籠の鳥、雲を慕う
籠の中に閉じ込められている鳥が大空の雲を恋い慕うように、
自由を奪われている人がひたすら自由を願い求めるたとえ。

「篭鳥(ロウチョウ)雲を恋う」ともいう。
「英語例」 Lean liberty is better than fat slav.  (太った奴隷よりやせた自由のほうがよい)

 風上にも置けない
卑劣な人をののしることば
臭くてたまらないから、悪臭のある物を風上に置くわけにはいかない意から。

theme : ことわざ
genre : 学問・文化・芸術

【く】の四字熟語

 【く】の四字熟語

 苦肉之計 くにくの けい
苦しまぎれに考えた手段や方法、策略のこと。
「苦肉」は自分で自分のからだを傷つけ苦しめること。 「計」は計略、はかりごと。
「類語」窮余一策

 君側之悪 くんそくの あく
君主のそばにいる悪人のこと。 また、密かに悪だくみを考えている側近の臣下。
「君側」は君主のそば。 「悪」は悪人。 「君側之奸」ともいう。

 群雄割拠 ぐんゆう かっきょ
多くの英雄が各地で本拠地をかまえて勢力をふるい、互いに対立すること。
転じて、同じような実力や勢力をもつ者が、互いに対立して争っていること。

「群雄」は多くの英雄。
「割拠」は土地を分かち合って本拠地を設けて勢力をふるうこと。

 群竜無首 ぐんりゅう むしゅ
人材は揃っているが、統率者になるほどの人がいず、物事がうまくいかないことのたとえ。
「群竜」は竜の群れのことから、転じて多くの人材のたとえ。 「首」は首領・統率者。

theme : 語学の勉強
genre : 学問・文化・芸術

【か】の故事ことわざ

 【か】の故事ことわざ

 駆けつけ三杯
酒席に遅れて来た者に、罰として立て続けに三杯の酒を飲ませること。
「遅れ三杯」ともいう。

 陰では殿の事も言う
陰口を言われない人などいないのだから、気にすることはないというたとえ。
殿さまでさえ陰では悪口を言われる意から。
「英語例」 A controller is not without contempt. (監督官も軽蔑をまぬかれぬ)

 陰に居て枝を折る
恩を受けた人を傷つけるような仕打ちをするたとえ。
暑さを避けるために木陰で休んでいた者が、
涼しい陰を作ってくれた木の枝を折ることから。
「類句」恩を仇で返す
「英語例」 to render evil for good (恩に仇で報いる)

 影の形に随(シタガ)うが如し
いつもいっしょにいて離れないようす。
影が、常につきしたがうことから。 「影の形に添うが如し」ともいう。
「類句」形影相伴う

theme : ことわざ
genre : 学問・文化・芸術

【き】の四字熟語

 【き】の四字熟語

 挙国一致 きょこく いっち
国民全体が一つにまとまって、ある目的に向かって団結すること。
「挙国」は国中をあげて、国民全体で。
普通は戦時下の国民総力体制をいうことば。

 漁夫之利 ぎょふの り
互いに争っている隙に、第三者が労せずしてその利益を横取りすることのたとえ。
「漁夫」は漁師のこと。 「夫」は「父」とも書く。

 毀誉褒貶 きよ ほうへん
ほめたりけなしたりする世間の評判のこと。 また世間の評判が様々であることのたとえ。
「毀」はそしる。 「貶」はけなす。 「誉」も「褒」もほめる。

 義理人情 ぎり にんじょう
過去のいきさつやしがらみのために避けられない付き合いや、人に対する思いやりのこと。
「義理」は交際上の関係や付き合い、また交際上、いやでも人に対してしなくてはならないこと。
「人情」は人に対する思いやり、情け。

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genre : 学問・文化・芸術

【か】の故事ことわざ

 【か】の故事ことわざ

 楽屋から火を出す
自分自身や内部から災いや騒ぎを引き起こしてしまうたとえ。
「楽屋」は内輪・内部の意。

 楽屋で声嗄(カ)らす
無駄な努力をするたとえ。 また、努力をしても誰にも認められないたとえ。
役者が楽屋で一生懸命稽古をして声を嗄らし、
肝心の舞台で声が出なくなることから。
「類句」空き家で声嗄らす

 隠れての信は現れての徳
行いとして外に現わさなくても、心の中に信仰心があれば、
いつか神仏のご利益があるということ。
転じて、人に知られないよい行いには、必ずよい報いがあるということ。

「類句」隠れたる信ならば顕れたる験

 駆け馬に鞭
勢いのついているものにさらに力を加えて勢いをより一層激しくするたとえ。
走っている馬に鞭をあてていっそう速く走らせる意から。 「走り馬にも鞭」ともいう。
「類句」火に油を注ぐ
「英語例」 A good horse often needs a good spur.
  (駿馬にも時には拍車をかける必要がある)

theme : ことわざ
genre : 学問・文化・芸術

【き】の四字熟語

 【き】の四字熟語

 彊食自愛 きょうしょく じあい
つとめて食事を取って、からだを大事にすること。
「彊」は「強」と同意で、「彊食」は食欲がなくても、強いて食べること。
「自愛」は自分の体に気をつけること。
「彊」は「強」とも書く。

 虚虚実実 きょきょ じつじつ
互いに相手のすきを狙い、さまざまな策略や手段を使って戦うこと。
また、取引や交渉などで、嘘と実を取り混ぜて、互いに相手の腹を読み合って
駆け引きすること。

「虚」は備えのすき、「実」は備えの堅いところ。
備えの堅いところを避けて、備えのすきをついて戦うという意から。
「虚」と「実」を重ねて、語意を強調したもの。

 旭日昇天 きょくじつ しょうてん
勢いが盛んなことのたとえ。
「旭日」は朝日のこと。 「昇天」は天に昇ること。
朝日が天に昇るように勢いがあるという意から。
「類語」破竹野勢

 玉石混淆 ぎょくせき こんこう
すぐれたものとつまらないものが入り混じっていることのたとえ。
「玉石」は宝玉と石で、転じてよいものと悪いもののたとえ。
「混淆」は入り混じること。
「淆」は「交」とも書く。

theme : 語学の勉強
genre : 学問・文化・芸術

【か】の故事ことわざ

 【か】の故事ことわざ

 餓鬼(ガキ)の断食
あたりまえのことなのに、ことさら特別なことをしているかのようにとりつくろうことのたとえ。
「餓鬼」は飢えと渇きに苦しむ亡者。
飢えのために断食の状態にある餓鬼が、断食していると言い立てる意から。
「餓鬼の断食、悪女の賢者ぶり」と続けてもいう。

 餓鬼の花争い
貧しい者が暮らしのことはそっちのけにして、生計の足しにもならない趣味に熱中するたとえ。
飢えと渇きに苦しむ餓鬼に必要なのは食べ物なのに、
食えもしない花のことで争うことから。

 学者の不身持ち
口先だけで、実行の伴わないたとえ。
「不身持ち」は品行が悪いこと。 学者は立派なことをしゃべるが、
平生の行動は意外にだらしないことが多いの意から。
「類句」学者不行儀 儒者の不身持ち 坊主の不信心 医者の不養生

 学者むしゃくしゃ
学者はきむずかしくて、難解なことばかり言うということ。
「学者」と「むしゃくしゃ」の「しゃ」との語呂合わせで、面白くいったもの。

theme : ことわざ
genre : 学問・文化・芸術

【き】の四字熟語

 【き】の四字熟語

 強権発動 きょうけん はつどう
政府、官庁、自治体などの公的機関が、ある目的を達成するために、
法的な強制力を行使すること。 
転じて、強い立場にある者が、弱い立場にある者に対して、強制的に命令すること。

「強権」は国家が国民に対して持っている司法・行政上の強制的な権力。

 教唆扇動 きょうさ せんどう
人を教えそそのかして、気持ちをあおりたて、実際にある行動を起こすように仕向けること。
「教唆」は教えそそのかすこと。
「扇動」は人をあおりたてて、ある行動を起こすように仕向けること。
「扇動」は「煽動」とも書く。 「扇動」を「先導」と書き違えない。

 共存共栄 きょうぞん きょうえい
互いに助け合ってともに生存し、ともに繁栄すること。
「共存」は二つ以上のものが敵対することなく、ともに生存、存在すること。
「共栄」はともに栄えること。 「共存」は「きょうそん」とも読む。
「対語」弱肉強食

 器用貧乏 きよう びんぼう
何事にも器用なために、あちらこちらに手を出し、いずれも中途半端となり、
大成しないこと。 また、そのような人。

theme : 語学の勉強
genre : 学問・文化・芸術

【か】の故事ことわざ

 【か】の故事ことわざ

 顧(カエリ)みて他を言う
答えに窮したときなどに、あたりを見回して、意味の無いことを言ったりして誤魔化す。
「類句」お茶を濁す

 嬶(カカア)天下にからっ風
上州(群馬県)名物といわれる嬶天下とからっ風の二つを並べて、
上州人の気質や風土性をいったことば。


 垣堅くして犬入らず
家庭が健全であれば、それを乱そうとして外部から入り込んでくる者はいないというたとえ。

 垣根と諍(イサカ)いは一人でならぬ
垣根を作るとき、両側から二人で結って作るように、喧嘩でも一人ではできない。
なにごとにも必ず相手がいるものだということ。

「類句」公事と垣とは一人じゃ結えぬ

theme : ことわざ
genre : 学問・文化・芸術

はなちゃん

はなちゃん

Author:はなちゃん
 『華姫』
1999年2月12日生まれ
 柴犬 雌
裏庭でかくれんぼ

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